グローバルサウスの台頭をテーマに池上彰・佐藤優の対談書で視点を変えた世界観が述べられています。ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのハマス攻撃など、現代の西欧型民主主義に馴染んできた日本人にはとても理解ができそうもなく、何とか平和で静かな世界に戻らないものかと思ってしまいます。討論ではグローバルサウスとグローバルノース、イスラム教などの思いをそれぞれの立場から多分こう思っているのではないかと、いろいろな話が展開されています。西欧の民主主義は過去の植民地搾取の拡大の経過の結果として作られており、あくまでも過去に被害を受けた国の考えから作られていないということに力点を置かれています。地球上の南と北で大体グローバルノースとサウスに分かれていてグローバルサウスの台頭、経済成長、国力アップが今後の世界を大きく変えようとしています。皆で話し合ってことを進める民主主義と独裁者中心の専制主義とは大きく考え方がことなります。世界は民主主義が大半であると思われていますが実は全体主義の方が多いい現状にあり、政治のやりやすさ、効率性、経済成長から増える傾向にあります。
ウクライナ侵攻では、西欧でなくロシアに恩を感じているアフリカ諸国などが反対と言えない立場をとってます。いわゆる自国優先です。トランプが再登場すればますますグローバルサウスがた自国優先国家が増え、世界はより不安定になるのではないかと心配です。
私見ですが一般論で展開すると境界を持つ二つの状態(国境 自然現象 意見の対立など)では、強い方から弱い方、高い方から低い方へ影響が広がりやすいので、境界の条件をどのように決めるかで双方の落ち着き具合(平衡状態)が決まります。この条件を決めるのが話あい交渉であったり、脅しであったり、戦争など様々な形態があります。ここで問題なのが、正義感が異なることで、個人間、民主主義と全体主義、宗教間で一方が正しいと思うことを、話し合うことなく正義感を振りかざして強制的に実行することです。
正義感が過去の被害者意識(過去の植民地支配に対する怒り)や歴史感、未来構想で、いかようにも変化してしまうので、当然のごとく、安全や利益を自国優先主義になりがちで、グローバルサウスも自然に増えていき、GDPの成長とともに世界の構成が今後変化し続けることでしょう。
国家間も自然の中でバランスよく平和に暮らせる解決策を絶えず考えていなければなりませんね。
